流動性リスクについて
FX取引には、もうひとつ忘れてはいけない大きなリスクがあります。為替レートの変動リスクも、FX取引においては利益や損失を大きく左右する要因になりますが、その他にも、特にマイナーな通貨を用いて取り引きを行う場合には、この流動性リスクを念頭に入れなければいけません。
例えば、アメリカドルを発行しているのはアメリカ。日本円を発行しているのは日本政府ですよね。世界の中で最も多い流通通貨はアメリカドルで、日本円は世界で3番目に流通量が多い通貨として知られています。こういった通貨の流通量が多い国の通貨を「メジャー通貨」と呼び、その一方で流通量があまり多くない通貨を「マイナー通貨」と呼びます。
メジャー通貨を発行している国の多くは、民主主義の自由経済国で、世界の中でも裕福な「経済大国」と呼ばれる国が多いですね。しかし、マイナー通貨を発行している国を見てみると、必ずしもそういうわけではありません。
マイナー通貨を発行している国の中には、社会主義の国もあれば共産主義の国もあったりします。そういった国では、政府が外国為替市場に介入してくる可能性もゼロではありません。例えば、それまでは自由金利として変動金利が採用されていたにもかかわらず、何の予告もなしに突然、固定金利に変更されてしまう、という事も無きにしも非ずなのです。また、小さな国においては、外国通貨の流通がいっせいにフリーズされてしまって取引が全くできない状況に陥る場合もないわけではありません。
マイナー通貨で取り引きを行う場合には、流動性リスクも念頭に入れて置きましょう。